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現代短歌新聞の書評について [話題:いろいろ]


百歳の「視線の遠さ、高さには新鮮な美しさ」さえ

先月、この欄でご紹介いたしました当会メンバーのお母様の歌集「百歳、和歌に遊んで」
が、現代短歌新聞の書評の欄で採りあげられました


著名な歌人の鈴木英子さんが丁寧で心温まる書評を書かれておりますので、改めてご紹介させていただきます。

  <書評からの抜粋>
・「百歳という年齢は、背景として大きな実感」があるが、「初めて」の「視線の遠さ、
 高さには新鮮な美しささえある」

・「一瞬一瞬の積み重ねに、ささやかで確かな生の今が息づいている」

・「他界した夫の存在も「大きな椅子」で象徴させ、哀しみよりもその安らぎを発見す
 作者」、「いま在る幸を、一貫して伝えていると気づかされる」

「言うに言われぬことのありてや言葉なく 去りたる人を思うことあり」の歌から、
 「いま在る幸へ行き着くまでには、日常の齟齬をこうして幾度か味わっただろう。月日
 を重ねて見えてくる感情。去りたる人まで記憶の中では小さな光として灯るようだ」  
   (下の記事をクリックすると拡大して読むことができます)


 現代短歌新聞2019.5.5号.jpg

 回想法に係わっておられる方、高齢者の方にお薦めいたします。  

 (書店、またはアマゾン等ネットでも購入できます)  
    
 著者:石川初枝
 書名:百歳、和歌に遊んで (「和歌」には「うた」の振り仮名が付いています)
 発行:文遊社
 定価:1,600円(税込み1,780円)


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